DVをやめたい男性へ
「妻や恋人から、『あなたがしているのはDVだ』と言われた」
「自分がしているのはDVかも?」
と思ったことはありませんか?
- 「妻や子供たちは自分の言うことを聞いて当たり前」
- 「父親は、家庭のなかのすべてを支配する権利を持っている」
- 「仕事で忙しくてストレスがたまっていたのだから、パートナーにつらくあたっても仕方ない」
- 「パートナーは常に、セックスに応じるべきだ」
こんな考え方を持っていたら、要注意です。もしかして、あなたは自分が気づかないうちに、パートナーに対してDVをしているかもしれません。
殴ったり、蹴ったり、身体的に暴力を振るうことだけがDVではありません。パートナーや家族が自分の思い通りにならならいことにイライラして、 表面的には優しい言葉を使いながらも、執拗に相手を責めたり、パートナーの発言を無視したりすることもDVになります。
他人の気持ちや考え方を尊重しない方法で、自分の思い通りになるよう、相手を支配しようとすること、自分の意志を他人に押し付けようとするすべての言動・態度・行動がDVであると私たちは考えています。
DVは、パートナーに対する暴力です。暴力を選択している責任はあなた自身にあります。あなたが自分のDVに気づき、自分を変えようと思わなければ、パートナーとよい関係を築くことは難しくなります。
私たちが実施するDV加害者プログラムでは、DVをしてしまう男性が、暴力を選んでしまう自らの価値観に気づき、自ら暴力的な言動や態度を手放せるようになること、パートナーの気持ちに共感し、怒りや不満にかられないコミュニケーションを身につけることを目標としています。
「自分も相手も尊重する」対等な関係が築けるようになりましょう。