DVをやめたい男性へ

妻や恋人から、「あなたがしているのはDVだ」と言われた。

あなたは その言葉に驚いたり、混乱したりしているかもしれません。

「自分がしているのはDVかも?」と疑問に思い、ここにたどりついたかもしれません。

ここまで来るのに、いろいろなことを考えられたと思います。 まずは、このHPへ辿り着いてくださったあなたの勇気に、心から拍手をしたいと思います。

「妻や子どもたちは自分の言うことを聞いて当たり前」 「父親は、家庭のなかのすべてを支配する権利を持っている」 「仕事で忙しくてストレスがたまっていたのだから、パートナーにつらくあたっても仕方ない」 「パートナーは常に、セックスに応じるべきだ」 このような考え方が原因で、あなたはパートナーとうまくいかなくなっているかもしれません。 そして、あなたは自分が気づかないうちに、パートナーに対してDVをしているかもしれません。 また、父親として「しつけ」のつもりでも、あなたの子どもは、言葉には出せないだけで、あなたを「怖い」と感じているかもしれません。

DVは、殴ったり、蹴ったり、身体的な暴力を振るうことだけでなく、相手を責めたり、無視したりする行動も含まれます。 自分の意見や欲求を押し付けることや、相手の気持ちや意見を尊重しないことも、DVの一形態です。 「ストレスやお酒が原因」と言い訳し、パートナーや子どもに対して不適切な態度をとるのは許されることではありません。

あなたにとってはつらいことかもしれませんが、「暴力」という行動を選択しているのは、ほかならない、あなた自身です。

しかし、あなたが自らの行動に気づき、変わろうと思う限り、パートナーとより健全な関係を築く可能性があることを忘れないでください。

あなたがもし父親であるなら、DVのある環境で育つ子どもたちの心と身体に悪い影響を与えていることに気づき、改善のための努力がきっとできるはずです。 子どもたちはあなたを見て育っています。 彼らの未来をより良いものにするために、ちょっと立ち止まり、夫として、父親として自らの行動を見つめ直す時間をつくってみませんか?

私たちのDV加害者プログラムでは、自分自身のDVのルーツに気づき、健全なコミュニケーションや関係構築の方法を学びます。 自分自身や大切な人のために、一歩を踏み出す勇気を持ってください。プログラムを通して、私たちはあなたをサポートしていきます。